お茶の極意 手揉みの技 大健闘!
当園では、昔ながらの製茶方法にこだわり
古来より農民芸能として伝承されている「川根揉み切り流」 を日々研鑽しております。
現代、製茶方法の主は機械揉みとなりました。
しかし、機械は手揉みの技術を再現したものになりますので
手揉みの知識なしには本当の製茶はできないと言っても過言ではありません。
なぜならば、お茶の新芽は日々成長し変化するからです。
摘み取ったお茶の葉を最適な蒸し加減で蒸したら、約5時間休みなく揉み続けます。
変化するお茶を五感で感じ取り、火加減、力加減を調整。
リズムよく丁寧に、かつ力強く行います。
こうした苦労の末に、ようやく針のように細くよれたお茶が完成します。
香味・滋味、色艶、形状すべてを審査し、競うのが
「全国手揉み製茶技術競技大会」です。
当園でも毎年出場しますが、昨年は全国2位と大健闘しました。
本年は9位でしたが、技術の奥深さを感じ、今回も丹精込めて製茶できました。静岡新聞にて今年も取り上げられ当園の製茶担当も写真が載りました。
このほど、国の無形文化財となる予定でもある日本の手もみ技術。
日本が生み出した、日本の大切な文化の担い手として、
手もみ技術を生かした昔ながらの丁寧な製法を、守っていきたいと思います。
今後も、この味を大切に思っていただける皆様に
美味しいお茶を毎日お届けできるよう頑張ります。
(2024.11.16 左側 当園製茶担当者)